ChatGPTやClaudeを使う時間が増えるほど、同じような指示文を何度も作っていることに気づきます。
「この文章を自然な敬語に直して」 「ブログ記事の構成を作って」 「レビューコメントを短くまとめて」 「英語メールにして」
一つひとつは短い指示でも、毎回ゼロから書くと地味に時間がかかります。しかも、急いでいると条件を書き忘れて、思った通りの回答にならないこともあります。
AIを便利に使うコツは、毎回うまい指示を考えることではありません。よく使う指示文を、すぐ呼び出せる形で持っておくこと です。
この記事では、AIプロンプト管理アプリ Prompt Memo(プロンプトメモ) を使って、ChatGPTやClaude向けの指示文を整理する方法を紹介します。
AI活用で時間を失う意外な原因
AIを使うと作業は速くなります。ただし、プロンプトを毎回考えていると、別のところで時間を失います。
1. 指示の型を思い出す時間
前にうまくいった指示文があるのに、どこに保存したか分からない。
メモアプリ、チャット履歴、ブラウザのブックマーク、Slack、自分宛てメール。保存場所が散らばるほど、探す時間が増えます。
2. 条件を書き忘れる
AIへの指示は、少しの条件抜けで結果が変わります。
- 文字数
- 文体
- 読者
- 出力形式
- 禁止したい表現
- 箇条書きか文章か
毎回手入力していると、どれかを忘れます。結果を見てから「やっぱり300字で」「もっと自然に」「表にして」と追加で頼むことになり、やり取りが増えます。
3. チームや用途ごとの型が混ざる
仕事用、ブログ用、SNS用、メール用、学習用。目的によって良いプロンプトは違います。
全部を一つのメモに入れてしまうと、必要なものを取り出しにくくなります。
プロンプトは「資産」として管理する
よく使うプロンプトは、単なるメモではなく作業を短くする資産です。
一度うまくいった指示文は、次も使える可能性があります。少し直せば別の場面にも使えます。だからこそ、使い捨てにせず、残しておく価値があります。
たとえば次のようなプロンプトは、保存しておくと何度も使えます。
- 文章を自然な敬語に整える
- ブログ記事の見出し案を作る
- アプリ紹介文を短くする
- SNS投稿を3パターン作る
- 議事録を要点にまとめる
- 英文メールをやわらかい表現にする
- 企画案の弱いところを指摘してもらう
ポイントは、プロンプトを長文で完璧に作ることではありません。自分がよく使う作業に合わせて、すぐ使える状態にしておくことです。
Prompt Memoでできること
Prompt Memo は、AIで使うプロンプトを保存・整理して、必要なときにすぐコピーできるiPhoneアプリです。
- プロンプトを用途別に保存
- カテゴリで整理
- よく使う指示文をお気に入り登録
- ワンタップでコピー
- ChatGPTやClaudeなど複数のAIで使い回せる
AIツール自体にプロンプト履歴は残りますが、履歴は会話単位で流れていきます。Prompt Memoに保存しておけば、「あの指示どこだっけ」と探す時間を減らせます。
まず作るべきカテゴリ
最初から細かく分類しすぎる必要はありません。まずは、作業の種類で分けるのがおすすめです。
文章作成
ブログ、メール、SNS、説明文など、文章を作るためのプロンプトをまとめます。
例:
- この記事の見出し案を10個作って
- 次の文章を読みやすく整えて
- 300字以内で要約して
- 初心者向けに言い換えて
文章チェック
作った文章を見直すためのプロンプトです。
例:
- 誤字脱字を指摘して
- 分かりにくい表現を直して
- 事実と推測が混ざっている箇所を分けて
- 強すぎる言い方をやわらかくして
仕事効率化
議事録、タスク整理、企画案、返信文など、日々の作業を短くするプロンプトを入れます。
例:
- このメモからTODOを抽出して
- 優先順位をつけて
- 上司向けの報告文にして
- 返信文を3案作って
学習
分からないことを調べたり、覚えたりするためのプロンプトです。
例:
- 中学生にも分かるように説明して
- 例え話を使って説明して
- 確認クイズを5問作って
- 間違いやすいポイントを教えて
使いやすいプロンプトの形
保存するプロンプトは、毎回そのまま使える形にしておくと便利です。
おすすめは、穴埋めできる形です。
次の文章を、読みやすい自然な日本語に整えてください。
条件:
- 意味は変えない
- くだけすぎない
- 句読点を整える
- 300字以内にする
文章:
ここに貼り付け
このように、条件と貼り付け場所を分けておくと、毎回迷わず使えます。
AIに慣れている人ほど管理した方がいい
AIをたまに使うだけなら、その場で指示を書いても問題ありません。
でも、毎日使うなら話は別です。よく使うプロンプトを保存しておくだけで、作業開始までの時間が短くなります。
さらに、自分のプロンプトを見返すと、よく頼んでいる作業が見えてきます。
- 要約が多い
- 文章チェックが多い
- SNS文作成が多い
- メール返信が多い
これは、自分の仕事でAIに任せやすい領域を知るヒントにもなります。
まとめ
AIを使いこなすうえで大事なのは、毎回すごいプロンプトを書くことではありません。
よく使う指示文を残し、整理し、必要なときにすぐ呼び出せるようにすることです。
Prompt Memoを使えば、ChatGPTやClaudeで使うプロンプトをカテゴリ別に保存し、ワンタップでコピーできます。
「前にうまくいった指示文が見つからない」と感じているなら、まずは今日よく使ったプロンプトを一つ保存してみてください。

